動物の利き手

2021年6月29日

当社から歩いて5～6分ほどのところに錦糸公園があります。
昼にそこで弁当などを食べることがあるのですが、
必ずと言っていいほど鳩や雀が寄って来ます。
            
ある時、寄って来た雀を見ていると、
顔の左側をこちらに向けている個体が多いように思いました。
            
小さな鳥類は人間などと違い、眼球はわずかしか動かせず、
よく見ようとする時は、一方の目の視界の中心に対象物が来るようにするため、
顔の一方をそちらに向けると聞いたことがあります。
            
顔の左側を向けているという事は左目で見ようとしている、
つまり左が利き目の個体が多いのかなと思い、検索してみたところ、
残念ながら、鳩や雀に関する情報は無かったのですが、
オウムに関しては、約半数が左利き、約３分の１が右利き、残りは両利き
という研究の記事がありました。
            
他にも、犬と猫は左右半々、ゴリラ・チンパンジーは右が多い傾向、
オランウータンは左が多く、カンガルーは左、
バンドウイルカは99％が右利きと言った記事が見つかりました。
            
人間の利き手が出来る理由もまだはっきりとはしていないようですが、
他の動物にも利き手が存在する事が興味深かったので、
紹介させていただきました。