環境に優しい 「ケナフ」ってなに?
ケナフとは?
ケナフ(Kenaf)の学名はハイビスカス カンナビヌス(Hibiscus can nabius L.)といって、アフリカを原産地とするアオイ科フヨウ属の一年草です。茎から繊維をとるために熱帯から温帯にかけて栽培されています。
ケナフの成長
日本の本州では、5月頃に種をまくと、10月頃花が咲きます。花は直径約10cmの白黄色の5弁花で、中心部が暗赤色でハイビスカスに似ています。茎は直立し、10月末から12月始め頃の刈りとりの時期になると、幹部の太さは3〜4cm、高さは3〜4mになります。 種をとる場合は、立ち枯れるのを待ち、しっかりと実が入ってから採ります。
ケナフがもたらす効果
温暖化ストップの切り札
畑にあるビニールハウス(温室)を想像してください。太陽からの熱は温室内に閉じこもり、内部を暖かくします。これと同じで、私たちの住む地球は全体をスッポリ包むように大気があり、その大気の一部がメタンガスや二酸化炭素(CO2)なのです。
ここで、これらの成分が多くなると、このガスがビニールハウスのような厚い壁となり、地球から宇宙に放出されていた赤外線の量を減らしてしまいます。このため、太陽からの熱が地球に溜まり気温を上昇させてしまいます。このような現象を温室効果と呼んでいます。
ケナフはCO2の吸収能力(固定化)が、一般の植物よりも、数倍多いと言われています。したがって、「温室効果」を押さえ地球温暖化防止の働きがあるといえます。 また、ケナフを紙の原料とすることで、森林伐採を少なくすることや、水質浄化の役割についても研究がなされています。
ケナフを育てよう
種を選ぶ・・・発芽の時期は、5月から6月
種を入手します。種は種苗店などでも取扱っているようです。
適当な容器に水を入れ[種]を入れます。浮いてしまった[種]は発芽しにくいものですので取り除いて下さい。1日程度水につけておいて下さい。
種まき、芽だし(プランター、鉢等での栽培)
小皿等に水を含ませた2〜3枚のティッシュか脱脂綿を敷き[種]を置く。常に濡らしておいて下さい 。- 1〜2日で発芽します。
プランター、鉢等に植えます。 (穴の深さ2〜3cm程度)
種まき、芽だし(直蒔き)
深さ2cm程の穴を開け、2〜3粒一緒に入れて下さい。 2〜3粒一緒の方が発芽率が良いようです。- 2〜5日程度で発芽します。 土の表面が乾かないように 水やりをして下さい。
数週間後に間引きをして1本残して下さい。間引いた苗も他の場所で栽培して下さい。苗の間隔20〜30cm、畝の間隔70〜80cm程度が良いと思います。(飼料用に栽培する場合は密植可です)
育てる
土の表面が乾かないように水やりを忘れないで下さい。1ヶ月で20〜30cm位に成長します。
2ヶ月目位からどんどん伸び始め、9月頃からホワイトハイビスカスと呼ばれる薄い黄色の花が、毎日次々と咲きます。花は一日で落ちてしまいます。
収穫
- パルプを作って紙を漉く場合は、9月下旬以降ケナフがまだ緑色の時に刈って下さい。
- 強い[種]を取る場合は、少し摘花した方が良いかもしれません。 [種]は、立ち枯れさせて、ケナフが茶色になってから採取して下さい。
ケナフはともだち
大きくなったらどうしよう
秋になって花が咲く頃には2m以上になっていると思います。紙の原料として使う場合には、花が咲き終えてから刈りとって皮をはぎます。
毎日どうすればいいのかな
ケナフは大変強くて成長の早い植物です。日に当て、水をたくさんあげてください。水が大好きです。
種を採りたい人のために
種を採るには、植えたまま寒くなり立ち枯れするまで待ちましょう。朝顔のような殻の中にたくさん種ができます。細かい棘や毛綿でチクチクするので、軍手をつけて種を採ると良いでしょう。
ケナフは大地の肥料
いらなくなったケナフを燃やすと、また、CO2が発生してしまいます。CO2を少しでも無くすためにケナフを育ててきたのですから、燃やさないでください。土に埋めておくと、数ヵ月で土に還り肥料になります。
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